未来に挑む人と組織の伴走役
企業経営カウンセラー
岩出優です。
少し前の話ですが、
2024年の流行語大賞は
「ふてほど」でしたね。
授賞式において、
主演の阿部サダヲさんが
「自分たちで言ったことはない」
とコメントしたことが
話題になりました。
このドラマ、
私もかなりハマり
毎週楽しみに観ていました。
テーマとして、
昭和と令和の対比
が挙げられていて、
世代別の価値観の違いが
楽しめる作品でした。
昭和の「当たり前」が
令和では「ハラスメント」に
なってしまう。
良かれと思って行ったことが
相手を傷つけてしまう。
そんなコミュニケーションの
トラブルの背景には
「価値観の違い」が
存在していて、
生きてきた時代の違いが
大きく影響していました。
コミュニケーションの
トラブルを避けるためには、
この価値観について
理解を深めることが
必要になりそうです。
価値観は2種類の経験で形成される
では、価値観とは何の目的で、
どのように形成されるのでしょうか。
まず、価値観の目的は、
「自分の命を守るため」と、
「人生をより良く生きるため」
に形成されます。
そして、大きな盲点として、
この「価値観」は
自分でも気づかないうちに
後天的に形成され、
無意識に蓄積されていく
ということが挙げられます。
生まれたばかりの
赤ちゃんを高い所に掲げても
まったく怖がらない一方で、
ある程度、人生経験を積むと
高所に行くだけで
足が震えてしまう
ということがあります。
人生経験を積む中で、
高い所から落ちて
痛みを感じた経験や、
人が高い所から落ちて
亡くなったニュースを
見聞きする中で、
高い所は危険で
行くべきでない
という価値観が形成された
ものと考えられます。
このように、
日々の人生経験を通して
価値観が形成され、
無意識のうちに脳に
蓄積されていきます。
次に、価値観として蓄積
されやすいこととして、
①繰り返し触れたこと
②感情が大きく揺れたこと
の2種類が挙げられます。
親から「時間を守りなさい」
と言われ続けてきたことで
時間に厳しくなるのは
①のパターン
努力して受験に合格したり、
スポーツで全国大会に出たり
したことで嬉しさを感じ、
「努力すれば報われる」と
様々なことに挑戦する
ようになるのは
②のパターンと言えます。
良い人間関係を築くために
このように、人の価値観は
人生経験を通して
無意識に形成されていく
ということをお伝えしました。
そのため、人と
コミュニケーションを
する場面において、
「あの人の考えている
ことが分からない」
ということが有ったとしても、
「自分の考えが正しくて
相手が間違っている」
と切り捨てるのではなく、
異なる人生経験を通して
異なる価値観を持っている
だけであり、
「自分も相手も偏りがあるし、
自分も相手も正しい」
と考えることが大事です。
その上で、
相手の価値観に興味を持ち、
対話を通して
良い関係性を作るように
して行けると良いでしょう。
そういえば、
ドラマのふてほどでも
最後のオチも
「寛容になりましょう」でしたね。
エゴグラム診断で価値観を見える化できます。
今回取り上げた
「価値観」については
エゴグラムという
診断によりある程度
傾向を見える化できます。
職場の人間関係を
より良くするために
とても効果的です。
エゴグラム診断の
体験セミナーなども
実施していきますので
よろしければご参加ください。
(実施する際は、メルマガ等で
ご案内させていただきます。)
では、本日もお読みいただき
ありがとうございました^^)ノ
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